例外における普通の人

2月 18th, 2005 § 0 comments § permalink

キャラクタ小説、正直、おにいちゃんがどうとか、妹がこうとかまったく分かりませんが、これはそういう小説ではありませんでした。「普通の人」ががんばるとどうなるのか、という実験です。シミュレーションです。

出てくる人はみな、強と弱に分けられます。強い人たちは闘っています。弱い人たちは闘っている気になっています。そんななかで分類しにくい人がいます。弱から見れば強、強から見れば普通の人。自身も普通を自覚しています。

大地震に遭遇し、校舎に閉じ込められた生徒たちは、何と闘っているのでしょう。強者は強者同士闘っています。弱者は強者や普通の人と闘っています。では、普通の人は何と闘っているのでしょう。

強者も弱者も大地震を手段と捉えています。前者は敵を討つための隠れみのとして、後者は日常から撤退するための盾として。普通の人だけが、大地震に抗おうとしています。つまり、普通の人は不条理と闘っているのです。

ここで言う強者とは村木と園部以外の人物、弱者は村木と園部、普通の人は鏡佐奈です。鏡那緒美と祁答院唯香は便宜上、強者に分類しておきます。

さて、

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奥様が先か、ネットが先か

2月 6th, 2005 § 0 comments § permalink

脳内イメージよりも先にイラストがあって、想像力に対する負荷が軽減されるということでこれはライトノベルなのでしょうか。

すみません今日の感想文は、いつもよりもさらに短いです。そして当然のようにネタバレです。

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寄ってたかって読者を騙す

2月 2nd, 2005 § 5 comments § permalink

今まで見ぬふりをしてきた不明を恥じる。「未来を予知するカカシ」「ルールとしての殺人を許可された男」「嘘しか言わない画家」「太り過ぎて動けなくなった市場の女」「地面の音を聴く少女」などなどなど。これだけで、「自分には興味なし」「自分とは関係なし」と決めてしまう人もいるだろう。僕もそうだった。だが、覆された。興味津々関係ありあり、あなたも僕も明日にも、荻島に辿り着いているかも知れない。すべてはある必然の上に成り立っている。「異常者には異常者の論理」というのではない。きわめて通常の私が、風呂で涙を流すほどの必然と論理である。そして実は、主人公がいちばんおかしい。胸の谷間にライター挟んだバニーガールって、なんだ?

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Where am I?

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