2004年の…

12月 31st, 2004 § 0 comments § permalink

今年読んでおもしろかった本読んだ順。クッツェー『夷狄を待ちながら』(このがっかりさ加減たるや)。鮎川哲也『下り”はつかり”』(安心の大御所、保険に取っとこう)。アントニー『衣裳戸棚の女』(密室は、誰にも内緒でつくられる)。舞城王太郎『九十九十九』(おなかいっぱいごちそうさま)。ペレック『さまざまな空間』(僕らの住んでいる場所は…)。ロブ=グリエ『反復』(一瞬たりともぼんやりするな)。平沢章『オブジェクト指向でなぜつくるのか』(オブジェクト指向はオブジェクト嗜好でつくられる)。Apple『Human Interface Guidelines:The Apple Desktop Interface』(当たり前なんだけど、当たり前ではなかったこと)。バルガス=リョサ『フリアとシナリオライター』(物語は狂騒のうちにつくられる、物語は現実によって破壊される)。塩野七生『ローマ人の物語』(まだカエサル、続きます)。レム『惑星ソラリス』(古いミモイドの底に愛が)。法月綸太郎『生首にきいてみろ』(人形はなぜさらわれる)。というわけで、『生首』は年明けに書きます。

まだ何もやってない

12月 12th, 2004 § 0 comments § permalink

古代ローマといえば、ユリウス・カエサルなのである。それぐらいは私でも知っているのである。でも、ユリウス・カエサルが何をやったのかは知らない。何かすごいことをやったのだろうとは想像するのであるがそれが何かは分からない。

そういう状況で、ローマ人の物語、カエサル編突入。しかし、活躍するのはむしろポンペイウス。海賊を一掃したりミトリダテスを征討したりオリエントを制圧したりした。つまり、地中海の覇権をローマにもたらした最大の功績者がポンペイウスなのである。一方カエサルはといえば、借金したり海外に身を潜めたり不倫したりそんな感じ。弁護士になりそこねたり。大失敗はないが大成功もない。どうなのこれは。すごいことはほとんどポンペイウスがやってしまっているのでは?この時代でポンペイウスを越えようと思ったら、ローマ統一ぐらいでは済まないのでは?すでに覇権国家となっているローマだし。

ただ、借金の額やモテモテ度は半端ではなかったようで、そのあたり大物っぷりをアピールするエピソードにはなり得るが、あくまでも副次的なものに過ぎない。そんなことで「世界史上最高の指導者」などと奉られたりはしないだろう。当たり前だ。

じゃあ、何をやればいいのか。結局この巻では何もやらなかったカエサルは次巻以降で何をやるのか。

  1. 時給500円のバイトで借金完済
  2. 不倫相手が続々と子を生んでギネス級
  3. ローマ字を日本に伝えた

1、2はともかく、3はすごい。すごすぎる。ローマ字がない世界なんて考えられない。啄木は困るだろう。いろんな人が困るはずだ。とにかくヘボン式なのである!

いや、それはどっちでもいいですね。

筆者いわく、ユリウス・カエサルは「要約を許さぬ男」。あまり結論は急がず、ぼちぼちと読んでいきたい所存です。それから、借金踏倒し法とマル秘モテモテテクニックは見習いたい所存です。

働くのがせいいっぱい

12月 9th, 2004 § 0 comments § permalink

お金という事に関してはかなりギリギリのところまで来ていると考えられる。

あまりに何も知らないので、会社で通信講座を受けたりしているのだが、今一つピンとこない(会社で通信講座といっても、仕事に関係があるわけではない。JRの運転士がジャンボジェットの仕組みを学ぶようなものである。全日空に転職することがあれば、もしかすると役に立つかも知れない。なんでそんなことを会社が社員にやらせるのかというとつまりは、迷走ということなのだろうなぁ。まぁそれは置いといて)。例えばテキストには次のようなことがさらりと書いてある。

ある商品を特定の数量、将来の一定の日に、現在定める価格で売買する契約。諸条件がすべて標準化、定型化されており、その取引は取引所で行われる。

何のことはない先物取引であるがこれではさっぱり分からない。うっかり手を出してしまいそうだ。

取引中は、追証はまだ発生しないかと、いつも気にしていなければならない。営業マンは執拗だから、じっくりマイペースなんて、ネット取引でも無理。客に無断で売買してないかなんてレベルの心配さえしなきゃならない。

知りたいのはむしろこういうことではないか。

まぁこれは極端であるにしても、知らないと困ることは本当に多い。預金も投信も生保もダメ。結論としては1千万円ゆうちょに入れて、残ったお金で株を買え、といったところか(そして買ったことを忘れてしまえ)。当たり前といえば当たり前。銀行も証券会社も保険会社も、儲からんことはやらんよなぁ。

生存というリスクを抱えている以上、完全に無頓着ではやり過ごせない。本気で年金をあてにしないのであれば、こんな悠長なことはしてられないだろう(あれだけ納めててゼロってことはないと信じたいが、問題は文字通りの意味で国家というものに対する信仰のレベルに達しているかも知れない)。

給料手取りで十万円なんていう時代がまた来てしまうかも知れないし、最小限度で暮らすための技術とお金なしでも得られる強度が必要になってくるだろう。いや、すでに求められているのか。静かに生きていきたいけど、ただ静かに生きていくのはとても難しい。リスクがゼロ(というのはつまり、完全に予測可能ということ)の人生ってのはちょっとありえないだろうしね。あり得るのかも知れないけどそれはちょっとね。かも知れないとしか言ってないですね今日は。

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