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シュテファン・ツワイク著/高橋禎二・秋山英夫訳『ジョゼフ・フーシェ』

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p.35  彼は理想に殉ずるものではなく、時代と歩調を合わせるのであって、時代の変転が早ければ早いほど、それだけスピードを出して時代を追いかけるのである。

↑このような一政治家の評伝です。

しかし最後まで、なぜこの人が同時代(そして後世にも著者からも)多方面からすさまじく悪しざまに罵られるのかは、「よくわからない…」ままでした。
本書に登場する政治的人々はもうほとんど皆、たいがいです。不快という意味ではロベスピエールやナポレオンのほうが、フーシェよりよっぽどはた迷惑かつロクでもない印象ばかりが残りました。

それにしても、あまり簡単に失脚者が死刑になってしまうので古代の事かと思いきや、ほんの200年ほど前のフランスの話だ、というのがいちばんの恐ろしさでした。

Posted at 2006. 4.14|コメント(0)


シュテファン・ツワイク著/高橋禎二・秋山英夫訳『ジョゼフ・フーシェ』
 シュテファン・ツワイク著/高橋禎二・秋山英夫訳
 ジョゼフ・フーシェ
 岩波文庫

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