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アプレイウス作/呉茂一・国原吉之助訳『黄金のろば 下巻』

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終盤、ろばルキウスは女囚との白黒ショーに駆り出されることになった、筈なのですが、いつのまにか女神やら祈りやら救済やらの話に。
いったいどこで見世物の話がすっとんだのか、何度読み返してもその境い目はよくわかりません。

それはともかく、

p.186(本文p.128「生まれたら、すぐそのまま殺すように頼みました」への略註)
これは虚構的な着想ではなくて、古代にはその例を見ることが出来た。余り子供が多すぎて、育てても不幸になるという場合生まれるとすぐ両親の意のままに殺していた。それは男の子よりも、どちらかと云うと、持参金で厄介をかける、女の子の方が殺される場合が多かったようである。(V.Betolaud:ibid. P.478)

これまでずっと、女児の間引きは働き手として非力と判断されるからかとばかり想像していました。
女の子の方が、ゆくゆく金がかかるから、とは。
尾張名古屋文化圏の出身者としては、大昔の事として読み飛ばそうにも…うすら寒い話です。

Posted at 2007. 2.22|コメント(0)


アプレイウス作/呉茂一・国原吉之助訳『黄金のろば 下巻』
 アプレイウス作/呉茂一・国原吉之助訳
 黄金のろば 下巻
 岩波文庫

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