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マルサス/小林時三郎訳『経済学原理 (下)』

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怠惰がいかに侮れないか(マルサス)やら欲はいかに強力か(リカード)やら、経済を肴に対話は延々と続きます。
たぶん怠惰の方は正しくて息が長くて実情はけっこう悲惨で、退屈や消費欲の方は声が大きくて威勢が良くて一見したところロクでもない、のだろうなと思いつつ、否が応でもそれが混じり合って波も交互にやって来るのがたぶん世の中で、まぁそれはともかく、
版元品切れ中のため飛ばした『人口論』が何やら不穏そうな気配なことと、政治的配慮とかではなく偶々だと思いますがウィキペディアでも2009年1月10日現在マルサス項目は削除依頼中なのが相まって、どんな調子の本なのかちょっとドキドキして読み始めたのですが、この上下巻は殆どまったく不穏ではありません。
リカード注釈と対にした構成も上手いなぁと思いましたが、それを抜きにしてもです。

いったいこの穏当な人が若い頃にどんなことを書いたのか、品切れ本はまとめて後回しにする予定でしたが古書相場もそれほど高くないようなので、『人口論』をちょっと探してみることにします。

Posted at 2009. 1.10|コメント(0)


マルサス/小林時三郎訳『経済学原理 (下)』
 マルサス/小林時三郎訳
 経済学原理 (下)
 岩波文庫

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