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ブライス著/松山武訳『近代民主政治 第二巻』

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なぜか中途半端なところで巻分けがされていて、第二巻はフランス(承前)、スイス、カナダ、アメリカ(前半)となっています。

スイスと現代日本の絶望的な隔たりに気が遠くなったり、しかし向こうは向こうで大変そうだなとも。
とりあえず、ものぐさと胆のすわってないハト精神と心酔し易い傾向、これらはすべて民主政治と相容れないことがよくわかりました。

そしてどこかで聞いたような話もちらほらと。

(p. 237)     道路や、又或る地方では築港や河川の改修が要求され、鉄道は総ての地方に要求された。蓋し鉄道線路に接近している場合、その地方は開発され、都市は富裕になるからである。…(中略)…地方の投票を得る最も確かな方法は地方の出願者を有り難がらせることであると考へるようになったので、各地方議員は一生懸命国庫を搾り取らうとするやうになった。

これはカナダの事です。

しかし、あちらでは100年近く前の話なのですが、こちらではそんな昔の話ではないところが。
辛いことです。

Posted at 2008. 4. 9|コメント(0)


ブライス著/松山武訳『近代民主政治 第二巻』
 ブライス著/松山武訳
 近代民主政治 第二巻
 岩波文庫

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