鯖書房 » 岩波文庫部 » 緑版 » 日本文学(近・現代) » 芥川龍之介作『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』
キレのある時代劇ばりにエンターテイメントしている「偸盗」も面白いのですが、
p.34 一体旧記の著者などという者は、平凡な人間や話に、余り興味を持たなかったらしい。この点で、彼らと、日本の自然派の作家とは、大分ちがう。王朝時代の小説家は、存外、閑人ではない。
「芋粥」のこのくだりには。
’超河童’のときもそうでしたが、この唐突にあらわれる、象が踏むような容赦ないひとこと。
カラスの糞は白というより赤茶色に近いのでは、なぞという瑣末な疑念はたちまち吹っ飛んでしまいました。
Posted at 2006. 4.27|コメント(0)
