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日本文学(近・現代)
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□夏目漱石作『倫敦塔・幻影の盾』2006.5.13→ 個別ページへ
×夏目漱石作『倫敦塔・幻影の盾』2006.5.13 『坊っちゃん』→『三四郎』→『こころ』と読み進んで、どうにも夏目漱石は性に合わないようだと後を放棄しかけていたところが、本書198頁の半ば(「趣味の遺伝」)を過ぎてにわかに、ひょっとして読みどころが悪かっただけかもしれないと思い直しました。... → 個別ページへ
□川端康成作『雪国』2006.5.11→ 個別ページへ
×川端康成作『雪国』2006.5.11 福田和也いわく「安全そうに見えて怖い」(『悪の読書術』江國香織の章参照)の、年寄りにもわかりやすい具体例を挙げろ、ともし隠居の父に言われたら、『雪国』の葉子、と答えるかもしれません。 見ようによっては林真理子作『anego』の原型とも言えそ... → 個別ページへ
□夏目漱石作『こころ』2006.5. 5→ 個別ページへ
×夏目漱石作『こころ』2006.5. 5 アイスクリームとチョコレートはいつ頃から日本で食べられ始めたのかを知ることができたのは収穫でした。... → 個別ページへ
□石川啄木作『啄木歌集』2006.5. 4→ 個別ページへ
×石川啄木作『啄木歌集』2006.5. 4 なまじかな恐怖小説よりもじわじわと寒気をさそいます。 「ぢつと手を見」たり「泣きぬれて蟹とたわむる」ばかりの、さめざめと、しかしとりあえずは人畜無害のイメージしか持っていなかったのですが、 p.15 愛犬の耳斬りてみぬ あはれこれも ... → 個別ページへ
□芥川龍之介作『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』2006.4.27→ 個別ページへ
×芥川龍之介作『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』2006.4.27 キレのある時代劇ばりにエンターテイメントしている「偸盗」も面白いのですが、 p.34 一体旧記の著者などという者は、平凡な人間や話に、余り興味を持たなかったらしい。この点で、彼らと、日本の自然派の作家とは、大分ちがう。王朝時代の小説家は... → 個別ページへ
□永井荷風作『墨東綺譚』2006.4. 9→ 個別ページへ
×永井荷風作『墨東綺譚』2006.4. 9 氷白玉のテイクアウト。 戦前の東京でこんな気の利いたことが出来たとは…。 宅配ピザのサイドメニューにもカップアイスくらいならあるようですが、しかしサイドメニューだけでの注文は不可、 そもそもカップアイスなら買い置き作り置きも可能ですし。 ... → 個別ページへ
□夏目漱石作『三四郎』2006.3.29→ 個別ページへ
×夏目漱石作『三四郎』2006.3.29 なんといっても佐々木与次郎です。 この狂言回しがいなければ、きっと(『坊っちゃん』と同じくらいに)つまらないと思ったことでしょう。 「どんなに古本屋で入手し易かろうともう漱石には手を出さん。うきー」と誓っていたやもしれません。 与次郎さまさ... → 個別ページへ
□夏目漱石作『坊っちゃん』2006.3.28→ 個別ページへ
×夏目漱石作『坊っちゃん』2006.3.28 ここまで滔々とよどみない一人称の語りを初めて見ました。 躊躇や感歎や陶酔や絶句などの「……」をいっさい独白に混じらせない主人公、 歯切れ良いといえばいいのですが、しかし「痛快」との解説にはちょっと同意できません。 あまりにも独り合点すぎて、... → 個別ページへ
□森 鷗外作『舞姫・うたかたの記 他三篇』2006.3.17→ 個別ページへ
×森 鷗外作『舞姫・うたかたの記 他三篇』2006.3.17 併録の「そめちがへ」は樋口一葉作の間違いではないかと真剣に思いました。... → 個別ページへ
□森 鷗外作『阿部一族 他二篇』2006.3.17→ 個別ページへ
×森 鷗外作『阿部一族 他二篇』2006.3.17 ほとんどすべての頁に辞書をひきたくなる言葉が出てきて己の無教養さを思い知らされる一冊、 題材(武士の殉死)に興味があるかないか以前の問題でした。敗北。... → 個別ページへ
□樋口一葉作『にごりえ・たけくらべ』2006.3.15→ 個別ページへ
×樋口一葉作『にごりえ・たけくらべ』2006.3.15 見慣れない言い回しや漢字使いが多くて戸惑います。 文脈からすると今なら「さいちゅう」と読みそうな「最中」に、「もなか」とふりがながあったり。 しかし読むのに時間がかかる文章ではなく、これはおそらく句読点の用い方のせいです。 「。」がきそう... → 個別ページへ
□芥川龍之介作『河童 他二篇』2006.3. 7→ 個別ページへ
×芥川龍之介作『河童 他二篇』2006.3. 7 たぶん、にやりと笑えることはあっても、ふきだし笑いを狙って書かれた作品ではないだろうと思うのですが、 p.20 「では君は何主義者だ? たれかトック君の信条は無政府主義だと言っていたが、……」 「僕か? 僕は超人(直訳すれば超河童です... → 個別ページへ
□正宗白鳥『入江のほとり 他一篇』2006.3. 6→ 個別ページへ
×正宗白鳥『入江のほとり 他一篇』2006.3. 6 てっきり絶筆作品かと思いました(表題作ではなく、併録「微光」)。 NHK朝の連続テレビ小説(花王愛の劇場ほどの派手さは無い)を数回分だけつまみ食いしてしまったような。... → 個別ページへ
□中島 敦作『山月記・李陵 他九篇』2006.3. 5→ 個別ページへ
×中島 敦作『山月記・李陵 他九篇』2006.3. 5 タイトルからして『山月記・李陵』だし、昔の中国ばかりだろうと予断していたがそんなことはなかった。 西遊記で最も地味なキャラクタといわれている沙悟浄を主人公にした「悟浄出世」。自我の問題に悩む悟浄が各所の賢人を訪ねて回る。賢人たちの説くことは... → 個別ページへ
□小金井喜美子『鷗外の思い出』2006.2.13→ 個別ページへ
×小金井喜美子『鷗外の思い出』2006.2.13 あんトーストなるものが喫茶店のスタンダードメニューとして存在する文化圏に生まれた身としては、晩年の森鷗外が「餡などを御飯に乗せて食べられた」としても、それほどの衝撃ではありません。 まぁ、横着な、おはぎとでも思えば。 しかしこれ↓には、 ... → 個別ページへ
□志賀直哉作『小僧の神様 他十篇』2005.9. 1→ 個別ページへ
×志賀直哉作『小僧の神様 他十篇』2005.9. 1 「清兵衛と瓢箪」。店主にあらすじ聞いて、おぉやるじゃん志賀直哉、食わず嫌いでゴメンよと勢い込んで読んだはいいのですが、違う。全然違う。 とりあえず、父は要らない。先生も要らない。そう、先生なんか登場させちゃうから、「解説」で、子供の伸びよう... → 個別ページへ
□伊藤整著『近代日本人の発想の諸形式』2005.8.27→ 個別ページへ
×伊藤整著『近代日本人の発想の諸形式』2005.8.27 ある時代の生きた人間の姿を文学の中にとらえるためには、表現のマナリズムをどう脱するか、ということが根本問題であって、それが二葉亭の、ここに述べたような、伝統的表現の力の不足と、外国文学のジカな影響の取り入れ、という二つの偶然事によって実現... → 個別ページへ
□森鷗外作『山椒大夫・高瀬舟 他4篇』2005.8.24→ 個別ページへ
×森鷗外作『山椒大夫・高瀬舟 他4篇』2005.8.24 数年前、高橋源一郎が朝日新聞夕刊に連載していた小説で、物語中のフィクション夏目漱石が森鷗外に「だいたい、おまえの小説は難しい漢字が多過ぎるじゃん」とかなんとか言い放つエピソードや、これがなくともさらに以前から、なんとはなしに恐れをなして読ま... → 個別ページへ
□寺田寅彦著『柿の種』2005.8.22→ 個別ページへ
×寺田寅彦著『柿の種』2005.8.22 類い稀なる物理学者による冴え渡る予言の数々。その先見性には目を見張るものがある。 映画の入場料を五十銭均一にしたら入場者が急増したという話を聞いて、筆者はこれが五十銭ではなく四十七銭均一で、いちいち三銭の釣りをもらうのであったら、こんなにも... → 個別ページへ
□夏目漱石作『草枕』2005.7.25→ 個別ページへ
×夏目漱石作『草枕』2005.7.25 確かに。どこを切っても血が迸る。 これという句切りもなく自然に細りて、いつの間にか消えるべき現象には、われもまた秒を縮め、分を割いて、心細さの細さも細る。 これだけ細い細い書いてもなお細いのは、それだけつまり細いということである。 さ... → 個別ページへ
□内田百閒作『冥途・旅順入場式』2005.5.27→ 個別ページへ
×内田百閒作『冥途・旅順入場式』2005.5.27 夢というものには基本的に落ちがない。なぜだかは分からないがおそらく落とす必要がないからであろう。その意味においては冥途の各篇は夢的なのであるが「豹」には、見事な落ちがついている。これを予想できる人がいたら挙手願いたい。こんな夢を見たらショッ... → 個別ページへ
□泉 鏡花作『高野聖・眉かくしの霊』2005.4.24→ 個別ページへ
×泉 鏡花作『高野聖・眉かくしの霊』2005.4.24 誰が目にも比類ないのは文体にあり物語の嘆美または陰惨たるものその添え物に過ぎず、ただ茫々と読みいるにつけ作者の術中にはまるばかりで。 が、そこはそれ、妙というに取り込まれ茫たる頭ますます茫然としつつ妖女の艶やかなる所作のひとつひとつに溜め息... → 個別ページへ
□中 勘助作『銀の匙』2005.4.11→ 個別ページへ
×中 勘助作『銀の匙』2005.4.11 幼児期の偽記憶を刺激する。あくまでも偽である。こんな母とかこんな友だちとかこんな先生とかは絶対にいなかったし、こんな科白やこんな道具やこんな風景を見たことなどあるわけがないのだが、もう、ただただ懐かしい。これはつまり本当に懐かしいのではなく... → 個別ページへ
分野別
青版
日本思想(13)2006.4.20
東洋思想(5)2006.2. 4
仏教(1)2005.9. 2
歴史・地理(11)2006.2.11
音楽・芸術(2)2006.1.11
哲学・教育・宗教(19)2006.10. 9
自然科学(4)2006.3.11
黄版
日本文学(古典)(5)2006.4.23
緑版
日本文学(近・現代)(23)2006.5.13
白版
法律・政治(38)2008.12.18
経済・社会(31)2009.1.17
赤版
東洋文学(1)2005.7.20
ギリシア・ラテン文学(47)2007.3.27
イギリス文学(10)2006.4. 5
アメリカ文学(5)2006.6.10
ドイツ文学(6)2006.5. 2
フランス文学(18)2008.12. 6
ロシア文学(7)2008.1. 1
南北欧文学その他(4)2006.4. 7
その他
別冊(2)2007.12.29