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岩波文庫部

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最近の投稿

ロバート・マルサス/高野岩三郎・大内兵衛訳『初版 人口の原理』(経済・社会)2009.1.17

マルクス『資本論』はカウンター脇役色の濃い感じでしたが、マルサスのこちらは同じ脇役でもブレーキ色の感じです。

マルサス/小林時三郎訳『経済学原理 (下)』(経済・社会)2009.1.10

怠惰がいかに侮れないか(マルサス)やら欲はいかに強力か(リカード)やら、経済を肴に対話は延々と続きます。

マルサス/小林時三郎訳『経済学原理 (上)』(経済・社会)2008.12.31

中身は実質、マルサスとリカードとの対話集の体裁になっています。

過去の投稿から

高津春繁・斎藤忍随著『ギリシア・ローマ古典文学案内』(ギリシア・ラテン文学)2007.3.25

岩波文庫のギリシア・ラテン文学ジャンルには、各章のはじめに「梗概」が付けられているものがかなり有ります。時間に追われている人に対して親切だなぁと思いつつ、それがまた肝心の本文より、すっきりと整理されているぶん(とくに話の筋については)梗概だけ読んだほうがむしろ頭に残りやすかったりするので、こういう便利なおまけがあると、はたして本文に通り一遍でもきっちりと目を通す人はどのくらい居るのだろうか、と。そして本書は、それら重宝な梗概よりもさらに簡潔にまとまり、かつよりいっそう充実させた作品・作者・地理・時代背景・後代への影響ガイドになっています。あまりにも充実していて、これをきっかけにして本ジャンルの岩波文庫を読んでみようという気になるのか、危ぶまれるような気がしてくるほどです。むしろこれ1冊でかなり読んだつもりになりそうというか、過度の満足感が得られそうな…実は、まだ手をつけていない青版ギリシャもの(本書はこの範囲もカバーしています)について、まさにいま↑この気分になっています。おそらくこのまま相方に押し付けることになるのではと思われます。コンパクトで入手もきっと容易(2005年8月で第50刷)、写真付き。けっしてこれまで読んできた40数冊が無駄に思えるということはないのですが、(個人的に、ルキアノスは全文読んだほうが面白いと断言します)が、この無謀な苦行企画がなかったら、私はきっとまず最初にこの1冊を読んで、それでもうギリシア・ラテンには納得満足して、それっきりになったのではないか、という気がします。良いガイドブックとはいったい何なのか、にわかに考えさせられました。