警察小説向き不向き
鯖書房 » 読書部 » ミステリ » エド・マクベイン,警官嫌い,ハヤカワ・ミステリ文庫(ネタバレあり)
マクベイン初。といいますか、警察小説初。
途中で犯人が何度も分かりました。わかりすぎの観すらあります。以下、犯人及び動機を完膚なきまで指摘しています。指摘しすぎのそしりを免れません。これから読む予定のある人は絶対開かないでください。
↑ やっぱり読まない(ネタバレ閉じる)
二人目(フォスター)が殺された時点で、犯人はブッシュと断定。何か挙動がもう推理小説として怪しすぎるし。「わけわかんねぇジョーク(ピーナツバターのサンドウィッチ)言ってんじゃねーよ。お前はアメリカ人か!(アメリカ人なんですけど…)」というのが動機ってことで。
と思ったのだが、ブッシュもあっさり殺されてるし…。気を取り直して路線変更。一見怪しくない人が犯人ということで、スティーブ・キャレラの恋人テディで決まり。
テディにはかつて将来を誓い合った恋人がいた。しかし、恋人は暴力団の抗争事件に巻き込まれ、拳銃で射殺されてしまう。事件について調べていくうち、恋人は暴力団ではなく、87分署の刑事に撃たれたことがわかる。恋人は刑事の誤射により殺されたのだった。
テディは泥棒が入ったと嘘を吐き、捜査にやって来た87分署刑事のスティーブを誘惑する。スティーブから87分署の内部事情を聞き出すが、恋人を殺したのが誰かは判然としない。そこで、テディは恐ろしい計画を思いつく。87分署刑事皆殺し計画である…。
ほら、凶器が45口径ってのは、恋人が撃たれたのが45口径だったからってことで、復讐としては辻褄が合うし。耳が聞こえなくなったのは、恋人を失ったショックによるもの、とか。
…ってのは自信あったのだが…。何か犯人っぽい人にテディ襲われてるし…。自作自演?無理があるなぁ…。
こうなったらもう、意外な犯人は一人しか残ってない。そう、探偵役のスティーブである。動機はこの際だから何でもいいのだが、何にもないのもなんなので、「何か、ムシャクシャしてた。世間を見返してやりたかった」。…。
いきなり退場する主人公。87分署シリーズは次回から新キャラ刑事登場、ってことでひとつ。
Posted at 2004. 7. 9|コメント(0)
エド・マクベイン
警官嫌い
ハヤカワ・ミステリ文庫