宇宙の果てに愛はあるか
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レムコレ第一弾『ソラリス』。実は早川のも読んだことなくて初めてです。おもしろい。読んでない人は読んだ方がいいです。いや、むしろ購入すべき。装幀がかっこいい。
タルコフスキーの『惑星ソラリス』は、暗くて静かで白っぽくて(はい、わかりませんね)地球や地球人がたくさん出てきましたが(郷愁?)、原作の方はもっともっとソラリスに寄ってます。ソラリスはそんなに怖くないんですよ。映画ではもうハリーが怖くて怖くて。
もう一回映画を作るとしたら、今度はソラリス視点で進めてほしいです。原作に沿うなら自然とそうなるはず。ソラリス激白、赤裸々真実。人間は要りません。ラブ&ホラー、とか、生命の根源、とか、たんぱく質が、とか、洒落臭い、洒落臭いのです。「ソラリス、かく語りき」これで決まり。パイプ椅子に座らせて、2時間ぐらい自由に話してもらいましょう。
「………」
黙ってるなぁと思ったらもうとっくに始まってるんですね。直接意識に来るから分からないんですよ。自分で考えてるのか、ソラリスが語ってるのか。気がついたら左隣に恋人が座ってたりして、今日オレ、一人じゃなかったっけ?右向いたら死んだはずのじいちゃんがね。あれ?ロケットで飛ばしますよ?
映画館は大混乱ですよ。
まぁそれは置いといてレムのソラリスですが、最終章の「古いミモイド」がぼんやりしていて、違和感ありありで、これが作者のスタンスなのかなぁと。ケヴィンがミモイドの中で見るのは、地球の記憶の単なる残滓ではないと、私もそう思います。残滓ですらないと思うのです。宇宙の果ては、われわれが期待するような物語などに、微塵も頓着しない。そもそも、そんなものは最初からなかったのかも知れません。何といっても宇宙ですから、知れたものではありません。
Posted at 2004. 11. 5|コメント(0)