アメリカがジャイアンなら
鯖書房 » 読書部 » 政治/経済/社会 » 関岡 英之,拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる,文春新書
ジャイアンとは、わがままという名のローカルルールを全世界に適用しようとする人のことです。その手段は暴力です。
やりたい放題やられてるなぁというのは漠然と思っていたことなのです。アメリカはジャイアンだ、そう喩える人はたくさんいるようです(→参考)。
しかし、その事実をアメリカが隠そうとはしていない、むしろ日本の方が気づかないふりをしているという有り様には、ただただ驚かされるばかりです。本書の慧眼は「知らなければよかった」というような類いのものではありません。日本人は「知り」、「知らなかったという事実」に屈辱を覚えるべきなのです。公文書に明記されているのだそうですよ。己の不勉強を棚上げして叫びますが、マスコミは何やってんだ。「建築基準法は阪神大震災が契機となって改正された」。信じるも信じないも、疑うべき理由がありませんでしたよ。
アメリカがジャイアンだとすれば、以前の日本はスネ夫でした。建築基準法だけではありません。郵政の民営化も、「国際」会計基準の導入も、司法制度の改革も、ジャイアンとスネ夫の関係においてはっきり読み取れるのです。そうです。思い出されるのはあの名言です。
スネ夫の物はおれの物、おれの物もおれの物。
現首相はさすがに恥ずかしくなったのか、アメリカから距離をとるようなポーズを見せています。そしたらさっそく、アメリカから副大統領がすっ飛んでくるわけです。アメリカがジャイアンだとすれば、いまの日本はのび太でしょう。はい、もう言わなくてもわかりますね。あえて言いますけどね。
のび太のくせになまいきだぞ!
ドラえも〜ん。何か出してよ〜〜。
で、この世界にドラえもんは存在するのかという話になる訳ですが、アメリカ以上のマッチョ登場って事態は可能ならば避けたいですね。かあちゃんどこにいるんだろうなぁ。日本はいっぱい勉強して、出木杉になればいいのだと思う。
Posted at 2007. 3.25|コメント(0)