啄木歌集

Posted on 木曜日, 5月 4th, 2006 at 10:36 AM

なまじかな恐怖小説よりもじわじわと寒気をさそいます。

「ぢつと手を見」たり「泣きぬれて蟹とたわむる」ばかりの、さめざめと、しかしとりあえずは人畜無害のイメージしか持っていなかったのですが、

p.15 
愛犬の耳斬りてみぬ
あはれこれも
物に倦みたる心にかあらむ

こんな歌も詠んでいたとは…
学校の国語授業では採用されていなかった(当たり前か)不穏さがチラチラと、全体としては気弱な調子から垣間見えるのがよけいに怖い。

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