Archive for 11月, 2008

資本論 (九)

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時代劇のごく一部分だけ切り取ったような世界観だなと最初の巻で感じ、結局それをひっくり返されることはなく終えました。
羽振りが良いというとあこぎな越後屋か悪代官なのです。越後屋は単に商人ではなく、悪代官はけっして水戸黄門とか遠山の金さんでなく。
娘に頭が上がらない桔梗屋とか、一休さんに頭が上がらない新右衛門さん及び将軍様とかはいっさい出てきません。

なにぶん未完ですので、なんとも断言はできないとして、しかしいくらとくに意味なしとはいえせっかくの人生にあたり、あえてこの眼鏡を選ぶか。
個人的には、ちょっとこれは無いな、と思いました。

話は変わりますが、20年来の疑問、なぜ日本共産党支持(公称)男性の肌と頭髪はツヤツヤフサフサ、奥さんはその逆、なのか。
マルクスの著作にあたって分かることでもないだろうなとは思いましたが、やはりわかりませんでした。
中国共産党幹部の奥さんがたはまったくそんなことなかったので、党の名前よりむしろ「体制/反体制」の問題なのかとか、実例といっても20件足らずを目にしたに過ぎないので、たまたまか…たまたまなのでしょうね。

金閣寺/龍安寺/仁和寺

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世界遺産シリーズ第三弾、金閣寺・龍安寺・仁和寺でございます。前回(宇治)、前々回(比叡山)とほとんど知らない土地でしたが、今回は土地勘があります。とはいえ10年以上ぶりです。

金閣寺道のバス停で市バスを降りて、金閣寺へと向かいますが人。そして人。あまつさえ人。ハイシーズンであり、3連休であり、観光地であるならば混雑は必定ですが、まさかここまでの人出とは。私構成員Kは金閣寺初めてです。裏手のほうに3年ぐらい住んだことがあるのですが…。

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一体ここはどこなんでしょう。合成写真のように浮かびあがる金色のオブジェ。カオスという他ありません。マスターこれが禅の境地ですか。

そして土産物屋で『How To Practice ZAZEN』をゲット!Daisetsu Suzukiによる「十牛図」の解説が収録されるなど、かなりありがたい内容になっています。近々のうちにレビューをお届けしたいと思います(店主が)。

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さてさて、興奮冷めやらぬうちにきぬかけロードを抜けて目指すは、龍安寺ロックガーデンです。ワビ&サビで知られています。ドライ・ヒルズ&ポンドです。

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ロックガーデンを一目見ようと全国各地から集まった若者たち。

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こちらは昭和30年代のロックガーデン。今も昔も変わらぬ熱気です。

龍安寺境内の南半分は鏡容池なる池になっており、周囲をぐるりと巡る庭道がおもしろい。私としましてはむしろこちらがおすすめです。

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池の中に鳥居があり、

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朱塗られた鳥居があり、

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柿がなり、

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変な木が伸び。

この鏡容池はたぶんドーナツの穴なんですね。境内のぐるりがドーナツで、池がドーナツの穴。つまり、龍安寺を構成する要素として必要不可欠なんだけども、龍安寺本体が消滅すると同時に、池も消滅してしまうのです。ありもせずなきにしもあらず、といったような具合で。

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前の二寺とは対照的に、仁和寺の境内は広々としています。旧御所であり、真言宗御室派の総本山です。

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建物は大きく、庭も賑々した感じで。

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前衛生け花展開催中。残念ながらほとんど理解できませんでした。

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帰り妙心寺への道すがら、偶然のワンダアカフエに行き当たり。どこでお茶を飲もうかと思案していたところでした。

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昔は天神さんのところにありましたよね。シュークリームとコーヒーをいただきました。店主カスタード、私はチョコレートでございます。ボリューミィ。

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気がついたときには、おなかの中ですのよ。あいにくと。

資本論 (八)

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土地の話です。

「貴族」という言葉に、どこからの影響か分かりませんが私は妙なニュアンスを見当違いに添加していたらしいことが判明しました。
人格者とか有徳とかそういうニュアンスです。いったいどこで刷り込まれたのやら。字面のせいでしょうか。
異国の話なので妄想バイアスがかかっていたというのもあるかもしれません。
武力のある地主とか庄屋とか土地持ちとかの訳語があたっていれば、それがとりたてて人格者でも人格破綻者でもないことは、直に目にしたこともあるので勘違いも少なかったかと思うのですが。
「土地持ち」ではどこかに不備があるのですね、たぶん。

ところで、p. 241後半から始まる植民地の定義を読んで、ふと、
国家に召し上げられた土地というのは、外から目をつける立場によっては「占有されてない」土地にもなりうるのでしょうか。
つまり土地持ち国家の背後に、更に強欲な別の国家が迫って来た場合の話ですが。
考えようによっては、細かい所有者がいっぱい居るより話が早いとも見えますし。
いったん共産化した国の土地は、時と場合によっては、より分捕りやすくなるとか、そういうことなのかと、近年のそこここを思い起こして、薄ら寒くなりました。

スコーンとキャラメルクリーム

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休日の昼はおやつ必須しかし具体的に何が食べたいかは滅多に提案のない相方から、めずらしくもリクエストが。

「スコーン」

そういえば鯖家では作ったことがありませんでした。定番といっていい菓子であろうに。
さすが定番、ホットケーキミックス利用やらサラダ油利用やら米粉利用やら、ずいぶん様々なレシピがあるようです。
牛乳の買い置きは無いものの生クリームなら常備しているので、
生クリーム使用でなるべく少量のレシピ、↓こちらを参照させていただきました。

【軽〜いスコーン:by しづこさん】

残った生クリームは、やはり早く使い切ったほうが良いだろうということで、塗り物に。

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【ほろにがキャラメルクリーム:by ともこんぶ0713さん】

よくよく見てみると、生キャラメルと殆ど同じような材料・調理手順なのですね。

それにしても焦がし砂糖と乳脂肪の組合せはなぜこうも旨そうな匂いを漂わせるのでしょうか。
劇薬類には負けるかもしれませんが、ヘタをすると際限なく嗜好してしまうことを考えればこっちも結構な「毒」なのですけども。
人頭もしばしばトンチキだけれど人体もわりと胡乱だなぁと、とくに菓子類を作っていると、たまに思います。

資本論 (七)

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2008年11月中旬現在の日本では、タイムリーな巻です。

利子についての話、俄景気についての話、恐慌についての話。
備えという意味ではありません。復習という意味です。
恐慌といえば1930年のことを指すとばかり思っておりました。はい。愚かでした。
循環してるのはなにも東洋的世界観に限った話ではなく、脇役視点から見ればキャピタリズムの世界もまた堂々巡りを繰り返しているのでした。

何かを思い出すなと思ったら『大転落』(イーヴリン・ウォー)でした。
鯖書房はポール・ペニーフェザーとグライムズとのタッグチームなのでありますが、もうこの組合せからして、羽振りの良さとは今後も縁がないことは推して知るべし。
このたとえ話でいくと、日本はマーゴット層の用い方を根本的に誤っているのだろうなと、ふと。

脱線ついでに、もしや日本政府は米国のサブプライムローンフィーバーを再猿真似しようとしていたところアテが外れてさぁどうしよう、てな状況だったりしたらもう目眩どころではないな、どこがどこに倣ってるのかもよく分からなくなってるなといった縁起でもない妄想はともかく、

p. 85に引用されている、1859年ニューヨークでの、奴隷制擁護弁護士オーコナーによる表明を、いったいどのツラ下げてこういったことを口走れるのかその背景を探りあぐねている矢先にオバマ新大統領の演説が。だいたい150年でしたね。
ところでしかし、「自然そのものによって奴隷状態に運命づけられたのである」と決めつけられたのは、自分の育った国では何にあたるのだろうと。
父も母も天皇も現代日本ではまったく主人的ではなく。
どうころんでも奴隷っぽくないというと、「待望された孫」くらいしか思いつきませんでした。
期間限定主人。おおむね小学校卒業くらいまででしょうか。
こういう主人に対して革命願望というのはいかにも持続しにくい、マス化しにくいであろう気はします。

p. 152前半の罵詈雑言は「ローマ人」を別に置き換えてあれこれ流用できそうですが、個人的には、ほとんどまったく共感できません。
このノリさえなければ、とりたてて厭ということもないのですが。

カスタードケーキ

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今週末は休日出勤と試験とでふっとんでしまったのでせめてもの景気付けに。

【カスタードケーキ:by あいちゅわんさん】

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資本論 (六)

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うすらぼんやりした人間は商人にも資本家にも向いていないことがよくわかる巻でした。

しかしいったいどの辺が、天職も趣味も首から上下揃った恋人も持たない40年前当時の有閑思春期層の琴線に触れたのか、依然さっぱり分かりません。
まだあと3冊残ってはいますが。
探る場所を間違っているような気がしてきました。

平等院/宇治上神社

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宇治へいってまいりました。源氏物語千年紀で蒸れ返っている宇治です十帖ですえぇもちろん読んでませんよ。先週の比叡山、そして今週は宇治というのは何の連続かと申せば世界遺産なのです(京都府のページ)。権威にはめっぽう弱い私鯖書房構成員のKと申します。

奈良線で普通列車に揺られて30分、同じ京都府下に30余年暮らしておりますが、JR宇治駅に降り立つのは初めてでございます。店主は修学旅行で踏んでいるそうです。

歩くこと10分足らず、商店街と表参道を抜けたところに、平等院は開かれています。信仰告白しておきますと、平等院については「十円玉」以上の知識はありません。

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たいそう立派な建物です。とても十円玉でできているとは思えません。

平等院入場切符売場で、「鳳凰堂は一時間待ち」と警告されていたので早々とあきらめて、浄土への待ち行列に居並ぶ人々を眺めておりました。

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浄土というのはすなわちピュアランドです。ピュアなハートをもつエンジェルたちしか入れないといわれています。フェニックス!雲中菩薩!阿弥陀如来観音堂!

だんだん宗教観があやしくなってきたところで、もうひとつの目的地、宇治上神社へと向います。平等院からは宇治川を渡って徒歩10分程度のところです。近いです。七五三ということで、晴れ着に千歳飴と洒落込んだ子供たちやチルドレンで沸き返っているかと思いきやむしろ観光目的とおぼしき老若男女たちが全国各地から集まっている集結しているし集団結了しているのです。通れない。

人並みを分け、うっかり宇治神社に突入しそうになりつつもやっとのことでたどりついた宇治上神社は、一言であらわすなら、地味。二言なら、地味に枯れている。三言許されるなら、地味に枯れていて裏は山。トレジャーワールドパワーで集客力こそ保ってはいるものの、いわれなければ神社とは気づきません。どっちかっていうと、寺です。寺枯れしています。むしろテンプルなんです。違いますが。拝殿を横目に本殿のほうへ回ってみれば、狛犬が何かしら執り行われている神事を見守っていました。

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源氏物語はスルーして帰りました。京阪電車までは10分ぐらい。京阪宇治駅には幼少のころの記憶がありますが、見事に一掃されました。95年に新駅舎か。なるほど。

京都市内からだと半日行ですね。存外に近いですよ宇治。

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