Archive for 4月, 2008

近代民主政治 第四巻

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三巻での感想をすこし訂正します。
60年強そのままアメリカのコピーをしてきたというわけではなくて(むしろ今現在のほうが’ひねりも応用もなくそのまま真似’しようとしているような気が)、20年くらい前まではとても上手く立ち回っていたのかという気がしてきました。そうとしかならなかったのかもしれませんが。
表向き民主制の体裁をとってるけど実際のところ専制政治、として本書で紹介されている議会の例が、なんだかもう、日本の国会の55年体制の描写そのままで、
冗談のように。
「実は旦那を手玉にとっている妾」を見事にこなしていたのか。
現在は、旦那が変わったのか単に手加減しなくなったのか
妾が劣化したのか娘の代になっておぼこくなってしまったのか、
どっちもなのでしょうか。

そして、中国は連邦制でいくのが無難なのじゃないかという意見も既に書かれています。
毛沢東→鄧小平と経てから出てきた見解だとばかり思っていました。

その早さに驚くだけでなく、ウロコの落ちた箇所も、引用しはじめるときりがないほどありました。
自分の視界の狭さとレンズの曇り具合を何度も思い知らされました。

(p. 66) 最も熱烈なる民主主義者と雖も、「多数者は常に正しい」、換言すれば、「投票によって到達された断案は総て賢明である」とは曾て主張しなかった。彼等は民主政治の真諦は、少数者が勧誘なる方法によって、従来多数者の行っていた行為を変えさせ、或は自身多数者となってその決議を変更せんとする不断の努力に存すると考へていた。多数者を尊重すること最も少なきは革命主義者である。彼等は常に、若し一度彼等の行動の驚嘆すべき結果が示されるならば、それは一般的賛成を得るだろうと主張し、普通選挙に基礎を置く政治に於いてすら議会の決定を廃棄せんがための暴力の行使を是認する。

4冊読み終えてみてもやはり、漢字と仮名遣いが旧式なことを除けばそんなに読み辛い日本語ではないし、内容も決して過去の遺物にはなっていないと感じます。
政治を志す人には基本中の基本テキストになりそうな本なのに、どうもあまり売れていなさそうなのが本当に不思議。
どこか別の版元から新訳が出ているのでしょうか。
売れてないけど図書館での回転率は良いとか?

近代民主政治 第三巻

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アメリカ(続き)、オーストラリア、ニュージーランドの章が収録されています。

アメリカの部分はトクヴィル『アメリカのデモクラシー』とセットで読みたいところです。

ひとくちに「民主制」とは言っても、細かな取り決め(公務員の任期とか裁判官の決め方とか)やら前提条件(国土の大きさとか資源とか)によって状況はだいぶん異なってくることを今更ながら勉強です。
オーストラリアとニュージーランドの内政、だいたい同じような感じなのかなと、漠然と思い込んでいました。

先達はなにもアメリカに限られているわけではまったくなくて、むしろもうちょっと小規模な国のほうが、日本には参考になるのでは、とも思えました。
己を顧みずアメリカに習って従って無茶を続けたらあちこち破れ綻びてというのが現状ならばそれはもう仕方ないとして、まだ視点を変える余地は残っている、のではないか、と。確たるあてはありません。希望ですが。
いまさら鞍替えはできない、のでしょうか。なんとなく、父祖父世代の生真面目さを思うと、妾にしては過剰に操だてしてるだけなんじゃないのかな実は、という気がしたりもするのですが。妾を金銭的に搾り取る旦那はもはや旦那とは呼べないような気がするのですけども…。妾なのだけど気分は正妻なのでしょうか。

近代民主政治 第二巻

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なぜか中途半端なところで巻分けがされていて、第二巻はフランス(承前)、スイス、カナダ、アメリカ(前半)となっています。

スイスと現代日本の絶望的な隔たりに気が遠くなったり、しかし向こうは向こうで大変そうだなとも。
とりあえず、ものぐさと胆のすわってないハト精神と心酔し易い傾向、これらはすべて民主政治と相容れないことがよくわかりました。

そしてどこかで聞いたような話もちらほらと。

(p. 237)     道路や、又或る地方では築港や河川の改修が要求され、鉄道は総ての地方に要求された。蓋し鉄道線路に接近している場合、その地方は開発され、都市は富裕になるからである。…(中略)…地方の投票を得る最も確かな方法は地方の出願者を有り難がらせることであると考へるようになったので、各地方議員は一生懸命国庫を搾り取らうとするやうになった。

これはカナダの事です。

しかし、あちらでは100年近く前の話なのですが、こちらではそんな昔の話ではないところが。
辛いことです。

目新しい屋台

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新たに開業した太秦天神川駅を観に行くついでに、せっかくなので店主未踏の嵐山へ。

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ちょうど桜が見頃とあって嵐電車内も渡月橋も予想以上の人出でした。

しかしなぜか一番印象に残ったのは、なにやら見慣れないこの2つの屋台。
行くところに行けばそれほど珍しくもないのでありましょうか。

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