Archive for 10月, 2006

ぶどうジャムのアイス

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うっかり(すくおうとするとスプーンがひん曲がってしまうくらい)煮詰め過ぎたブドウは、なにやらプルーンのような味になっていました。

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途中:アーサーとジョージ

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内容紹介をひとめ見て興奮のあまり衝動買いしました。

グレゴリー版『太陽を見つめて』に違いない!
アメ公口パク特訓を続けた甲斐があった!!と。

「女」の一生小説にはどうにも望めない悲哀を期待したのです。
「シテール島への船出」とか「永遠と一日」方面の。

しかしいっこうに、そちらの気配には話が進まんのです。

3分の1ほどにさしかかりましたが、主役の二人は30代初頭と20代後半、まだ出会ってもいません。

ジュリアン・バーンズの新作:Arthur&George

行き詰まり予防に効いた1冊

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いかにしてより効果的な「素振り」をするか、の一例が惜しげもなく公開されています。

より具体的で即効力のあるTOEIC参考書としては、おっちゃんのあれがずば抜けていると思います。
例題の実用性については、やはり公式問題集がいちばんでしょう。
ほとんど壊滅(3単元のSすら怪しい)状態だった英文法を自宅学習だけでどうにかできたのは、何をおいてもこの3冊の恩恵です。

しかし、泥沼や障壁のたぐいにほぼつかまることなくひとまず目標に到達できたのは、おそらくこの本のおかげです。
要点だけ店頭で立ち読みしても(付属CDは聴かなくても問題ありません)、おそらく十分に効果は期待できる。と思うのですが、この道で脱サラに至ったらしい著者への敬意を表して、購入しました。
類書のなかでは安価なほうですし、費用対効果からするとむしろ割安感すらあります。

ただ、表紙には「1日30分!」とありますが、同じ量をこなすのに、鈍臭い私は1日2時間強を要しました。
話すのと同じ早さで書写するのはやはりどうにも難しい。
草書あるいは速記の技術も無しに、話しつつ書ける、というのはすでにそれだけで特殊技能と呼べるのでは。

おやつは代わり映えしませんが

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電源アダプタの寿命にともない、パソコンを新調しました。

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犯人はオレだ!

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倒叙ものを読むとどうにも気分が沈みます。犯人の身勝手な独白に嫌気がさし、それでいて真相が発覚しそうになるとハラハラする。どう転んでも嬉しくないのです。犯人、探偵、誰に肩入れして読めばいいのかわからない。さて。

倒叙ものというのは、最初から犯人がわかっているミステリです。犯人が分かっていて一体何がおもしろいのか。

本書においてはまず被害者が亡くなるシーンから始まります。そして、視点が犯人にスイッチし、犯行に至る動機、準備、実行、後始末が描かれます。

犯人はどこでしくじったのか?警察はどうやって追いつめるのか?犯人の心理状態は?駆け引きは?特別な視点を導入することにより、通常のミステリでは描写しきれないものを描写する、それが倒叙ものの醍醐味です。そしてそれが倒叙もののすべてだと、私は思っていたのです。

ここからは完全にネタバレです。いつものネタバレよりもさらに容赦なく最上級のネタバレです。これから本書を読もうと思っている方は言わずもがな、読んでないけどこれからも読む予定はない、という方もこのエントリの続きは読まないでください。本書を読んだことがある方だけ先にお進みください。

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腕がぷるぷるした

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今回の話は「話が違う」ということについて何となく、薄々ぼんやり気づいたのはやはり図をかいてみたからなのでしょうか。だとするなら、そんな小賢しいことはせずに混沌とんと読み進める方法も捨てがたいようにも思われますがまぁそれは置いといて。

大きな絵を描こうとすると失敗するというのはこのシリーズでは常軌です。私が好きな『魍魎の匣』においては、「匣」に象徴される個人的な欲望、小さ(いながらも異常)な体験からなる妄念が重要な役割を果たしたのでした。動機は小さい方がいい。犯人にとっては決して小さくはないんだけども、主に読者の目からなる全的な視点から見れば、小さい。小さいがゆえに驚かされたりもするわけです。そしてその小さいのがカシャーンカシャーンと音を立てて嵌り込んでいく。何とも小気味いい場面です。

というところが、今回おもしろかったという感想。読んだ人はみんな共感してくれるはず。

ここからは、どちらかというとおもしろくない。おもしろくないのに目を逸らすことができない。

大鷹というキャラクタです。こういう人物をしっかり書くというのが力量なのだと思いますが、ミステリにおいては必ずしも求められることではない。なんとも贅沢な話です。

阿呆ではないけど空気が読めない。頭は悪くないのにとんちんかんな発言や行動を繰り返して、相手を唖然とさせる。意識を表層しか活用しないからです。こういう人は現実にもいますよね。学校や職場といった世間に、確実に一人はいます。いつでもどこでも一人はいます。なのに誰もが自分は大鷹ではないと思っている。もちろん私も思っています。私は大鷹ではありません。

のだけれども。

人は常に合理的な判断を行うわけではない。合理で動いたつもりが、何の理にも合ってなかったということは、現実においても多々ありまして、そのようなことをミステリで書くのには、必要以上の説明が必要となってくるでしょう。大鷹の人となりについて、また、思考回路の働きについてくどいくらいに描写されていたのは、作者の配慮なのでしょう。大鷹も大鷹自身の合理で生きているのだということです。

ただ、世界はおろか自分自身の理にすらかなわず、もうただただ疲労していたとか怠慢であったとか色んな事が重なって何も考えられなかったとか、そういう言い訳しかできないことがあります。比較的自覚的な大鷹と言える状況かも知れません。しかしそれは自覚的であるがゆえに非合理です。大鷹部分を否定せんがために、個性の統一に齟齬が生じるからです。そんな種類の非合理を、ミステリというルールで書く事は可能なのでしょうか。すでにミステリじゃないのかな。変な人が変だったり変じゃなかったりするような、やっぱり変。

あとこれは余談ですが、関口が妙にまともでしたよね。関口に感情移入している身としては調子が狂う。

さらに余談を重ねますが、青木と郷嶋が対決するシーンで泣いた。通勤電車で人目を憚りながら泣いた。あのシーンで感情を揺すぶられるのはわりとわかりやすいと思うのだが、泣くという表出の仕方は間違っているだろう。もう少し身体をコントロールできるようになりたい。

濃いチーズケーキ(結果報告)

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(パパジョンズカフェのそれと比較すると)だいぶん、ふんわりした食感です。

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しかし風味はかなり近い。
あのぎっしりとした密度はどうすれば再現できるのか、たんに焼く温度と時間の問題か、材料の割合が違うのか…。

10年くらい若ければあれこれ試行錯誤するところですが、いかんせんたびたび試食するにはあまりに重い一品なので、年に一回の不摂生としてこしらえるのが限界のように思います。
ひとまずこのままのレシピを料理帖に控えておいて、来年の秋にでも、焼成温度を低くして再挑戦です。

濃いチーズケーキ

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「濃いチーズケーキ」を自作できないものか、とふと思い立ちグーグル検索してみたところ、世の中にはまたずいぶんいろいろなチーズケーキのレシピが存在するのですね。

レアかベイクドかくらいの区別しかしていませんでしたが、材料の取り合わせがここまで様々にあるとは、おどろきました。
ベースとなるクリームチーズに生クリームを混ぜるかサワークリームを合わせるか、はたまたバターと組み合わせるレシピも。

単に「濃い」だけの条件では選択肢が多過ぎて、さてどうしようかと迷ったあげく目に止まったのが、このレシピです。

(→きりんさんによるニューヨークチーズケーキのレシピ :クックパッド)

写真がなく説明もあっさりしているので初心者としてはやや心もとなくもあるのですが、この「材料」。
鯖家が10年来ずっと贔屓にしているパパジョンズのニューヨークチーズケーキと、ほぼ同じ(バニラが余分なことをのぞけば)。

(→パパジョンズカフェHP:ニューヨークチーズケーキの原材料)

配合や焼成温度・時間のことはわかりませんが、これはかなり期待できるのでは。

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邪魅の雫を読み解いている

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京極堂シリーズ最新作です。いま読んでいる最中です。いま読んでるんだけどもまだ読み終わってはない本を「読んだ」か「読んでない」かで分類すると、これはもう文句なしに「読んでない」ですので、読んでないです。

京極堂シリーズといえば、比較的シンプルな構成のもの(姑獲鳥とか陰摩羅鬼とか)と複雑な構成のもの(絡新婦とか塗仏とか)とに分類されると思うのですが、今回は後者ですね。なぜならば、人がいっぱい出てくる。

今回の投稿はネタバレです。読んでないのにネタバレとはどういう了見かと批難されても、事実として読んでないし如実としてネタバレなんで、どうしようもありません。

複雑に絡まり合った人間関係を、超わかりやすい図でもって解き明かします。いうなれば超図解です。五章までに登場する人物たちを総観的にまとめてみました。まとまりすぎているので、犯人わかっちゃうかもしれません。注意!

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新約聖書 使徒のはたらき

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今を逃すともうずっと読まないままになりそうで、米語学習の勢いが残っているうちにと、一息に買い揃え読み進んでみた岩波文庫版の聖書、ひとまず最後の1冊です。
本編の訳文よりも略注の語気に痺れてしまいました。

それはともかく、
文庫では読めない分も読んでみようという気にはなりませんが、けれどもいろいろと、とくにまったく予想もしなかった方面で、勉強になる13冊でした。

一面的だなぁと感じていた教義が、実は「各論すったもんだを経た上での正面」だったらしいことや、
現代の極端な一例かと痛ましく思っていた人物が、どうも大昔からある類型のひとつにすぎないらしいことやら、
目新しいなぁと印象に残っていた比喩が、実は大古典からの借用だったらしいこと、など。

おのれの素養がいかに不足しているか思い知らされたところで、次は、ギリシア文学まとめ読み、もしくは仏教、の予定です。
例によって意外に品切れ点数が多いジャンルらしく、どちらが先になるかは古書相場と運しだいです。