Archive for 2月, 2006

移転中

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移転中につき若干更新が滞っております。

ヒポクラテス 古い医術について 他八篇

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187p.(医師の心得 第十節) 患者を獲得するために頭に飾りをつけたり精巧な香水をつけたりすることは避けなければならない。過度に変った趣のために不評を買うからである。

「頭に飾り」…挿絵は皆無なので、どういう実例があったのかは不明ですが(訓戒を出す以上は、きっと実例があったのでしょう)、ぱっと思い浮かんだのは羽飾りでした。

移転準備中につき

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店員K誕生祝いのケーキ、5日ほど前倒しです。

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岡 正雄論文集 異人その他 他十二篇

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「民’族’学と民’俗’学とは、ぜんぜん別のものです。混同しないように」と大学時分に(複数の)教授から教えられ、具体的にどう違うのか説明を受ける機会もあったのですがしかし、あれこれ説明されてもいまひとつスッキリと整理がつかず、ともかくどうも、どちらもかなり政治がからんでくるらしい…という印象だけが残り、「族」にも「俗」にも深く首をつっこむことなく放ったらかしてありました。
そして、本書を読んでそのうやむやが解消されたか、というと。
やはりそれはうやむやのままです。
せめてどちらか一方にでも入れ込めば差異も見えてくるのでしょうか。
どんなに鮮やかに解説されても、そもそも関心をもっていないと「違い」は分からないことを思い知らされました。

ただ、本書を読んですこしほっとしました。

68p.  日本文化がすでに混合文化であり、いくつかの異系種族文化を分析し再構成する可能性があり、またそれが、日本固有文化の解釈にとって、きわめてたいせつであるという認識が重要なのであって(…中略…)

 日本文化の基礎構造は多元的累積的であることをふたたびここに力説したい。

「固有」を見出すことにかける情熱はやはりさっぱり分からないものの、その立ち位置は、そんなに窮屈なものでもないのだな、と。

  

鷗外の思い出

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あんトーストなるものが喫茶店のスタンダードメニューとして存在する文化圏に生まれた身としては、晩年の森鷗外が「餡などを御飯に乗せて食べられた」としても、それほどの衝撃ではありません。
まぁ、横着な、おはぎとでも思えば。
しかしこれ↓には、

65p.  或時大きな西瓜を横に切って、削り氷を乗せ、砂糖を真白にかけて、大きな匙ですくって食べていられるところへ行合わせました。いつものように、傍には読みかけの御本が置いてあります。終りの年のことです。

あまりの凄まじさに、現実のことではなく何かの暗喩かと勘ぐりたくなりました。

東京に暮らす

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177p.  日本人が「モダンになろうとする」のが滑稽だとしたら、火消しや人力車の車夫の服を着てホテルのロビーにすわっている外国人も滑稽です。

だいたい終始一貫してこのような調子の、明晰な、1928年から1936年にかけての日本滞在観察(紹介)記と意見。
関東大震災以後から太平洋戦争前夜頃の話だということに、解説にさしかかるまで気づかなかったのは不覚でした。あまりにも陽気なのです(著者が、ではなく、登場する日本人が)。
歴史教科書の行間を楽しみながら補充するには格好の1冊です。
解説の作文技術にはちょっと戸惑いましたが。

ただ、全般にねじくれの少ない文章のなかで、どうにもよくわからないことがふたつ、

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人間とは何か

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数年前に『アダムとイヴの日記』を読んだことがあるきりで、ああいう結末を書く作家のどこが「ペシミスティック」(カバー解説)なのか、ちょっと腑に落ちなくて手に取りました。
しかし読了した今もやはり釈然としません。
結婚と洗濯機えらびとのあいだに大差は無いとする『結婚の条件』(小倉千加子著、朝日新聞社)を「ペシミスティックな人間観」と解説するならまだわかるのですが。

ひまわりチョコと黒糖アイス

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ストーンチョコと同メーカーの製品です。色と形状は違いますが味は変わりません。

黒糖アイスを合わせたのは、特別な目算があったわけではなく、たんに黒砂糖の消費期限が迫ってきたためです。

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自叙伝・日本脱出記

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最終章の「外遊雑話」が無かったら、ハムスター小屋にほったかもしれません。

長谷川如是閑評論集

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なぜ小泉首相の似顔絵が岩波文庫に、と。
もちろん勘違いだったわけですが。
古本屋でたまたま250円均一セールをやっていたのでなかったら、この岩波文庫企画が無かったなら、
たぶん買いまではしなかったであろうと思います。はじめてジャケ買いというものをしました。

そして「当たり」でした。
もちろん著者は小泉首相に似てはいません。ほとんど対極です。
煮たて隠元豆売りの爺さんにはシビれました。

こういうことがあるから実店舗のぞきは侮れません。

しかし80年以上前の評論文が古びていない、同時代の世相に対するものすら、ほとんど実用として読めてしまうというのはどうなのでしょうか。
だれも聞く人がいなかったか、はたまた人は聞いても忘れるから堂々巡りしつつあるのか。
でなければ、とやかく言う人の目に映る世界はいつの時代も似通っているのでしょうか。

ところで本書のキモからはまったく外れた箇所ですが、

302p. 明治三十年代の半ばごろから、女学生が海老茶袴を穿き出したのだが、そのころ吉原遊郭に、娼妓が海老茶袴で張り店をしている妓楼があるという話を、『日本』の記者がどこかで聞いて来て、

100年以上もむかし既に看護婦やセーラー服の類いがコスチュームとして飯のタネになっていたとは。