Archive for 7月, 2005

雑種植物の研究

Posted in 自然科学 | No Comments »

1999年新訳版です。かならずしも「新しい=読み易い」とは限らない、考えてみればあたり前のことを思い知らされました。

旧かな遣いや旧漢字よりも、助詞の使い方がぞんざいだったり係り受けが怪しい文章を読むほうがずっと苦痛だ、という向きにはお勧めしません。

メンデルの法則の詳細もさることながら、メンデル自身の経歴を知りたい、という方にはコンパクトで手頃な1冊です。

草枕

Posted in 日本文学(近・現代) | No Comments »

確かに。どこを切っても血が迸る。

これという句切りもなく自然に細りて、いつの間にか消えるべき現象には、われもまた秒を縮め、分を割いて、心細さの細さも細る。

これだけ細い細い書いてもなお細いのは、それだけつまり細いということである。

さて、東京で電車にひき殺されそうになった「余」は、非人情を求めて山を登り、人外の湯泉郷那古井へとやってくる。

去れどもわれは動いている。世の中に動いてもおらぬ、世の外にも動いておらぬ。ただ何となく動いている。花に動くにもあらず、鳥に動くにもあらず、人間に対して動くにもあらず、ただ恍惚と動いている。

確かに。これでは住み難かろう、人の世は。敵はもちろん電車だけではない。自動車のクラクションや電話のベルは何と人情なことだろう。小説くらい好きに読ませろ。僕は最初から最後まで、一字一句漏らさず読むがな。だからこそ、プロットの不要を叫ばなければならないのかも。

さらなる強敵、件の出戻りむすめについて見るべき垣間が見えるのは「憐れ」の浮かぶ前。浮かんでしまった後はどうしても、人情に堕ちてしまうからです。たった二行のことながら、このへんは惜しいと思う。

クリームみつ豆

Posted in アイスクリーム | No Comments »

喫茶店のクリームソーダを思い出しました。
シロップとアイスクリームと果物の味がいっしょになると、炭酸が入っていなくてもどこか似たような雰囲気になるようです。

050724.jpg

それはそれ、これはこれ。

Posted in 実用 | No Comments »

「ご当地いきもの」として紹介されているマーモット、陸ガメ、雪ヒョウ、白鳥などなどの項目には、逐一、その肉は旨いかどうかの記述があります。そしてしばしばその直後に、国定保護動物であるとの情報も添えられています。
このあたりの折り合いがどう付けられているのか、気になるところです。

クリーム白玉金時

Posted in アイスクリーム | No Comments »

つい調子にのって白玉をたくさん作りすぎました。
普段は甘ったるく感じる溶けたアイスが、白玉・アズキと混じりあうと絶妙な美味しさです。

050722.jpg

すいかジャムのアイス

Posted in アイスクリーム | No Comments »

ゆうに1時間以上グツグツ煮込んで出来上がったスイカのジャムは、

・トマトソースを彷彿とさせる質感
・なぜか、味醂と醤油で味付けしたかような風味

ともかく、もとがスイカだとは想像もつかないような変貌ぶり(とくに味)です。ちょっと干し柿を連想させなくもありません。

パンに塗って食べるのにはあまり向かないかも…そのままジャムだけで食べると舌が痺れるような濃厚さです。
しかしアイスにはよく馴染みました。液の段階で多めに混ぜて冷やし固めたほうが、のせながら食べるより、旨いような気がします。

050720.jpg

阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊)

Posted in 東洋文学 | No Comments »

阿Qはなぜこの人が主人公なのだろう、小悪党だし阿呆だし。見るべきところがない。と思ったらあった。

だがかれは、敗北をたちまち勝利に変えることができた。かれは右手をふりあげて、自分の横ッつらを力いっぱいつづけざまに殴った。飛び上がるように痛かった。だが殴ったあとは気がはれて、殴ったのは自分だが、殴られたのは別の自分のような気がした。そのうちに自分が他人を殴ったような気がして…

常にこの方法で満足していればよかったのだが、必ずしもそうではなくて、自分より弱いものを見つけて苛めたりもする。

阿Qは考える。いや、考えるというほどのことではない。ぼんやりと思う。「人として生まれた以上、たまには○○だって、ないわけではない」。この○○には「首をちょんぎられること」とか「引き廻しにされること」とかの語が入る。だから、何でもいいのか?

そもそも作者はどういう意図をもって阿Qの「正伝」を書いたのか。中国社会の現実を描いて云々?これがスタンダード?

ところで阿Qの「外伝」はいつ出るのかな。

すいかジャム仕込み中

Posted in サバサバの日々 | 2 Comments »

西瓜でジャムをこしらえるには、砂糖すらも加えずにただ煮詰めるだけでよい、と聞きかじりさっそく試しています。しかしそれにしても…煮込んでも煮込んでもなかなかカサが減りません。

suika050719.jpg

パルムの僧院(下)

Posted in フランス文学 | No Comments »

前エントリで紹介した逸材、ちゃんと下巻でカムバックしましたよ。もう痛くて痛くて読めたものではありませんが、いる。こういう人、いる。さすがに鉱物採取はレアだと思われますが、こういう人は、いる。

さて主人公ファブリスはといえば、出たり入ったり忙しい。次なるターゲットはクレリアちゃん。クレリアちゃんのお父さんはファブリスが投獄されている城塞の長官コンチ将軍ですよ。障害のある恋のほうが燃えるってことでしょうか。ファブリスののめり込みっぷりが尋常ではなく、上巻での飽きっぽさからは想像もつかない粘着っぷり。もう出たり入ったり出たり入ったり。本命と目されたサンセヴェリナはいい面の皮ですよ。

結論:死刑だ死刑!

むかしの話、の筈

Posted in 評論/随筆 | No Comments »

俎上にあがっているのは70年くらい前の事柄、この本で主に批判にさらされているのは蒋介石、のはず…が、そここに見られる、「つい最近の当該地状勢」で聞いたような話。
むかしの政策分析にかこつけて実は現政権批判でもあるのか、どうか。