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阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊)

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阿Qはなぜこの人が主人公なのだろう、小悪党だし阿呆だし。見るべきところがない。と思ったらあった。

だがかれは、敗北をたちまち勝利に変えることができた。かれは右手をふりあげて、自分の横ッつらを力いっぱいつづけざまに殴った。飛び上がるように痛かった。だが殴ったあとは気がはれて、殴ったのは自分だが、殴られたのは別の自分のような気がした。そのうちに自分が他人を殴ったような気がして…

常にこの方法で満足していればよかったのだが、必ずしもそうではなくて、自分より弱いものを見つけて苛めたりもする。

阿Qは考える。いや、考えるというほどのことではない。ぼんやりと思う。「人として生まれた以上、たまには○○だって、ないわけではない」。この○○には「首をちょんぎられること」とか「引き廻しにされること」とかの語が入る。だから、何でもいいのか?

そもそも作者はどういう意図をもって阿Qの「正伝」を書いたのか。中国社会の現実を描いて云々?これがスタンダード?

ところで阿Qの「外伝」はいつ出るのかな。